白峯神宮と首途八幡宮 |
今出川通堀川東入に白峯神宮という神社があります。 この神社は、球技の神様として知られています。 この神社の地は、かって蹴鞠の宗家であった飛鳥井家の 邸宅があったところで、今も境内社として同家の守護神 「まり精大明神」の社殿が建っています。 下は蹴鞠の碑です。 球技関係者がたくさんお参りしています。 球技の神様として有名になっていますが この神社の祭神は、崇徳上皇です。崇徳上皇は保元の乱で 後白河天皇に敗れ讃岐に流され、九年間の辛苦の配流生活 の末になくなったのですが、「日本の大魔縁となって、 天皇一族を倒し、それ以外の民を支配者に立てる」と 京都の王朝を呪い続けていたそうです。 この神社は、その崇徳上皇の怨念を封じ込めるために 幕末維新の動乱期に、讃岐の白峯に祀られていた 上皇の霊を勧請することによって創建されたのです。 天皇家にとって、崇徳上皇がもっとも恐ろしい 怨霊だったのです。 球技で有名な神社なのですが、 本当は恐ろしい神社なのです。 白峯神宮から西の方へ行くと首途八幡宮があります。 この神社は、源義経が奥州の藤原秀衡のもとへ 旅立ったことにより門出=首途の社名がついたそうです。 この神社は、今では周囲を住宅や駐車場などに 囲まれています。神社へのアプローチです。 この鳥居の向こうの高台に本殿があります。 本殿です。 義経がこの神社に寄ってここから奥州に向かったと いうのですが、今ではその情景を想像するのが 難しいようです。 |
by nenjuaquatyunen
| 2010-04-25 20:02
| 京都
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