京都散策その1 |
今年も京都検定を受験します。今年は1級受験です。 受験日は12月13日(日)です。それまで昨年に続き京都の 社寺を中心に散策をしてみようと思っています。散策の過程を 何回かレポートしますのでおつきあいください。 今回の散策コースは、鷹峯と西賀茂です。 このコースは、メインの観光コースからは外れており観光客も 少なかったです。 京阪三条駅から地下鉄で北大路まで行き、バスに乗り換えて 鷹峰源光庵前で下車しました。ここからは、歩いて各寺社を 巡ります。 コースは、妙見宮→光悦寺→源光庵→常照寺→西方寺→正伝寺 →大将軍神社→神光院→上賀茂神社→大田神社→深泥池 です。散策には約5時間かかりました。 紹介は、まず光悦寺です。このお寺は本阿弥光悦ゆかりの お寺ですが、お寺というよりは、大きな邸宅という感じがします。 境内には大虚庵という茶室をはじめ三巴亭、了寂軒、 本阿弥庵などの茶室があります。 お寺への参道ですが、風情のあるアプローチです。 光悦垣という有名な垣です。向こうに行くほど垣が 低くなっています。遠近感を強調して実際以上に奥行きが あるように見せています。 源光庵は、現在曹洞宗のお寺です。 楼門の入り口には、ススキが穂を開いていました。 このお寺の本堂廊下の天井は、伏見城の遺構で鳥居元忠が 石田三成の軍勢に敗れ、残った380余人とともに自刃した 血の跡が残った板材を天井に使っており「血天井」と 呼ばれています。足跡や手の跡が生々しく残っています。 源光庵を有名にしたのが、「悟りの窓」と呼ばれる丸窓と 「迷いの窓」と呼ばれる角窓です。 下の写真は、「悟りの窓です。 常照寺は、天下の名妓といわれた吉野太夫ゆかりのお寺です。 吉野大夫は、このお寺の山門を寄進しており「吉野門」と 呼ばれています。 4月第三日曜日には、吉野大夫供養祭が行われます。 西方寺を経て正伝寺に向かいます。 このお寺も、源光庵と同じく「血天井」を有します。 「血天井」があるのは、このほか大原の宝泉院、東山の養源院 があります。 このお寺の、方丈の庭は「獅子の子渡し」と名付けられて います。白砂とツツジの丸い刈り込みが配置されていて、 比叡山を借景として広がりのある庭を演出しています。 大将軍神社、神光院を経て上賀茂神社に向かう途中で にわか雨に会いました。今日は雨は降らないだろうと思い、 雨具は用意していないので、雨宿りをしました。 20分ぐらい時間が無くなってしまったので それからは、すこし駆け足気味の散策になってしましました。 上賀茂神社を見てから、大田神社に向かう途中の楢の小川 沿いに社家の家々が建ち並んでいます。この地域は 「上賀茂伝統的建造物保存地区」に指定されています。 大田神社は、カキツバタの群生で有名なのですが、 今は見るべきものがありません。本殿にお参りだけして、 今回の散策の最後の深泥池に行きました。 深泥池には、貴重な植物群落と地底に泥炭の堆積があり 3万年から1万年前の氷河時代の生きている化石として、 ミツガシワ、ホロムイソウなどが生息しているそうです。 (次回へ続く) |
by nenjuaquatyunen
| 2009-10-11 21:59
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